三好「あ〜疲れた。昨日も徹夜だった」
神永「毎晩お盛んですね〜三好。結城さんの相手は大変だろ?」
三好「大変ですよ、結城さんを満足させるのは」
神永「えっ・・・結城さんがお前を満足させるんだろ?」
三好「違いますよ。結城さんが受なんですから」
神永「えっ!?そ、そうなの!?」
三好「知らなかったんですか?(軽蔑の眼差し)」

俺は本当に知らなかったんだ。
結城さんが受だなんて・・・。
あの結城さんが受・・・。
俺の妄想は膨らみ始めた。

結城「神永、待っていたぞ」
神永「結城さん・・・ちょっと、痛いですよ」
結城「痛いのは嫌だな・・・」
神永「大丈夫です。ちょっとだけですから・・・目を閉じてください」
結城「神永」
神永「いいですか?いきますよ・・・」
結城「あぁ・・・・」

「神永!」
突然の声で、俺の妄想は破られた。
「なんですか?小田切さん」
「なにをぼっとしてるんだ?波多野が呼んでいるぞ」
「波多野が?」
なんだろう。
嫌な予感がするな。
俺は寝室に急いだ。

「神永さん」
波多野だ。
「なんだ、どうかしたのか」
「さっきの三好との会話、聞いたよ。結城さんが受だって」
げげ。聞かれていたのか。
波多野は盗聴マニアだもんな。
「貴様こそ、とっくに知っていたんじゃないのか?」
「結城さんの部屋は妨害電波が酷くて盗聴できないんだよ」
「そうだったのか・・・それで貴様も知らなかったわけだな」
「ひとつ、真偽を確かめたい。協力してくれ」
波多野は俺に耳打ちをした。
「結城さんを部屋に誘い出して、襲って欲しい」

なん・・・だと?
俺は耳を疑った。





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