「・・・はぁっ・・・ふ・・・」

三好にキスされた佐久間は、裸の三好をベッドに押し倒した。
キスをしながら、細い身体をまさぐると、滑らかな肌が湿り気を帯びて、指に吸い付くようだ。華奢な背中から下へ手を下ろしていくと、形のよい尻がある。
佐久間がその肉を掴むと、三好はなんともいえない顔をした。
羞恥、とも困惑ともとれる、可愛らしい顔だ。

佐久間は眩しそうに目をすがめ、三好をうつ伏せにすると、そのまま三好の身体に自分のものを入れた。
「・・・痛っ・・・はっ・・・・あぁ・・・」
三好が苦しそうに悶え、それでも佐久間は強引に身体を進めた。

三好の白いからだが蛇のようにうねる。
佐久間の目には、なにやら魔性の生き物のように映る。
三好は声を立てないために、枕を噛んだ。

常に上から目線で、冷笑的な三好が、自分の動作に喘ぎ、身をくねらせる。
たまらない気分だ。
どんな緊急時にも取り乱すことはないはずのその顔が、自分の手によって乱されている。白いからだが桜色に染まる・・・。

佐久間は三好の肩に歯をあてた。
「・・・あとを・・・残すな・・・」
咎めるように、三好が言った。
「嫌だ」
三好の身体に消えない傷跡を残したかった。
手を下腹に滑らせて、三好のものを握りこむ。

「貴様は・・・可愛いよ、三好」
「可愛い・・・?だと・・・」
「ああ。どんな女よりも・・・」
佐久間は三好の身体から自分のものを抜くと、今度は仰向けに倒した。
「貴様の顔がみたい・・・逝く時の」
「この・・・ヘンタイ・・・」
「よく顔を見せてくれ」
三好の顔は、上気して、ほおはばら色に染まっていた。
「吉祥天女みたいな顔だな・・・」

佐久間は三好の艶姿に、思わず見惚れた。



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