小田切「福本、今いいか？」

福本「あ、どうぞ。ちょっと散らかしているが」
小田切「何を始めたんだ？貴様、こんな服の趣味があったのか？」
福本「いやいや、いま、変装の練習をしているんだ。集めだしたらなかなか・・・」
小田切「お！陸軍の制服！どこで手に入れたんだ！」
福本「まぁ、いろいろ。こっちは海軍だ。俺の背にあう制服を探すのが一苦労だった。あとこれは付け髭とか、眼鏡とか・・・」

小田切「ふーん。たいしたものだ・・・ん？これは小袖か？貴様女物まで着るのか？それはないだろう！？」
福本「だめか？年増ならなれるかと思ったんだが・・・もっとも、丈が短くて着られなかったがな・・・」
小田切「着てみたのか・・・」

福本「残念だったな。実井でも呼んできたらどうだ？」
小田切「え？それは、怒るだろう？」

実井「呼びました？」

小田切「わ！すっすまない！」
実井「何もしてないでしょう？想像くらいなら気にしませんよ。想像でなら５０人くらい殺してますよ？僕は」
福本「小田切に絡むなよ」

実井「わ、小袖ですね。地味だなぁ〜。もっと派手なのはないんですか？」
福本「これか？小袖じゃないが」
実井「あはは。いーですね！ちょっと貸してくださいよ」

小田切「お！おいおい！ここで着替えるな！」

実井「？いいでしょう？小物が合うかわからないし」
福本「これが、襦袢で、下帯に、帯はどれがいいかな・・・」

小田切「福本！」