福本ははっとした。小田切も買っていた。その後、どうしたのかは見てない。

福本「小田切!!入るぞ!!」
小田切「ん・・・ああ・・・ふくもとか・・・」

小田切はうとうとしていた。葛西の抱き枕をだっこして。
福本「小田切!!貴様もか!!」
小田切「ん・・・ああ、これ?気持ちいいんだ・・・あったかくて・・・ちづねぇみたいだ・・・」
顔を赤くしながら、小田切はそういった。
子供のような顔で、気持ち良さそうに目を閉じている。

福本「だめだ!小田切!洗脳されるぞ!!」
小田切「洗脳?なにをいってるんだ、福本・・・たかが、抱き枕じゃないか」

福本が抱き枕を取り上げようとすると、小田切は反対にひっぱり返そうとする。
福本「はなせ!」
小田切「い〜や〜だ〜!」
小田切の様子がおかしい。小田切は必死だ。必死に葛西の抱き枕を掴んで渡そうとしない。
福本「貴様、俺よりもこの抱き枕がいいってのか・・・?」
小田切「・・・・・・そうだ・・・・・・」

福本は衝撃を受けた。だが、それを顔には出さなかった。
福本「そうか。ならいい。一生抱いて眠ってろ」

そういい捨てると、小田切の部屋を出て行った。








inserted by FC2 system