福本「中瀬!貴様か!あんなくだらんものを作ったのは!!」
中瀬「ち、違いますよ。確かに僕のアイデアですけど、作ったのは瀬尾さんですよ。なんか問題ありましたか?」
福本「問題だらけだ!瀬尾さんのところに行ってくる!」


瀬尾「あれ?福本さん?どうかしましたか?」
瀬尾の部屋には、波多野の抱き枕があった。
福本「波多野のまであるのか!君か!こんなくだらんものを作っているのは!!」
瀬尾「ああ、葛西さんのやつですか?なかなか可愛いでしょう?中瀬さんに依頼されたんですけど、もう少し工夫して、色っぽく・・・」
福本「色っぽ過ぎるわ!!顔は赤くなるし、身体は火照ってくるし、おまけに・・・おまけに・・・」
瀬尾「惚れ薬を染み込ませてあるんですよ。だから、身体が反応しても不思議はないです」
福本「瀬尾!!貴様!!!」

福本は、腹立ち紛れに波多野の抱き枕を足で踏んだ。すると、
「あは〜ん〜」
抱き枕が悶えた。この声・・・。
福本は波多野のカバーをはがした。中からは実井のイラストが現れた。顔を赤くして、照れた表情だ。
瀬尾「ああ〜みちゃだめですよ〜それは〜〜〜」

こんなものの報告書を寄越せという結城さんに、福本は頭痛を覚えた。
あのひとは一体、これでなにをしたいんだ?世界征服か?
だが、一人の夜には手放せなくなりそうで、福本は頭を抱えた。

誰かなんとかしてくれ・・・。










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