三好「佐久間さん。来ていたんですか」
佐久間「おお、三好か・・・そのお面は?」
三好「結城さんにもらったんですよ。厄除けにって」
佐久間「気のせいか結城さんに似ているぞ・・・」
三好「そうですか?気のせいでしょ」
佐久間「いや、そっくりだ・・・頼むから外してくれないか?」
三好「ええ?気に入ってるんだけどなぁ・・・」

小田切「で、シッカロールってなんだ?」
福本「赤ちゃんのおしりをはたくパウダーだよ。かぶれよけの」
小田切「・・・それがなんなんだ?」
福本「だからなんでもないって」

波多野「何を見てるんだ?」
実井「わたあめ。レインボーなんですよ」
波多野「欲しいのか?」
実井「買ってくれるの?」
波多野「馬鹿。自分で買えよ」
実井「けち」
波多野「倹約家と言えよ」

神永「三好はどこいったんだ?」
甘利「びっくりしたな、結城さんがいたよ」
田崎「ああ、驚いた」
神永「えっ、俺も会いたい、どこどこ?」
甘利「あっちで的屋の真似事してた」
神永「ゆうきさ〜ん!!!」

神永「あれ?いない・・・どこに行ったんだ?」

三好「さっきから誰かの視線を感じるな」
佐久間「・・・なんできゅうりを買ったんだ」
三好「え?だめですか?」
佐久間「真顔で聞かれると答えにくいな・・・」
佐久間は赤くなった。
三好「なんで赤くなるんですか」
佐久間「そうつっこむなよ」
三好「このきゅうりって、まるで佐久間さんの〜」
佐久間「なんだよ!」
三好「性格みたく青くないですか?」
佐久間「紛らわしい言い方するな」

そのとき、一台の自転車が佐久間の後ろに突っ込んできた。
三好「危ない!」
三好の声で、佐久間は危うく横に飛びのき、自転車はそのまま闇に消えていった。
三好「いまのって・・・まさかね」

シルエットが結城さんに似ていた気がしたが・・・。
三好は闇を見つめた。





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